パリのイルミネーション2020
ロックダウンが完全に解除された、というわけにはいかず、夜間の外出制限の続く2020年末のパリ。そんなパリでも、例年と違う形ではあるものの様々な場所でイルミネーションが見られるようになっています。そこで、今回はロックダウン中・ロックダウン後のパリのイルミネーションを紹介していきます。なお、本記事で紹介する写真はすべて認められた範囲内で撮影したものです。撮影に使ったのは大体がスマホのカメラ(Pixel 3a)です。
パリ市内でクリスマスのイルミネーションが始まった11月は、フランス2回目のロックダウンの真っ最中でした。Attestationを持って認められている正当な移動の最中に通りかかったので撮影したのですが、さほど遅い時間ではなかったにも関わらず人はほとんどいませんでした。全体的に街は暗く、その中でイルミネーションだけが明るく輝いているというコントラストが非常に印象的でした。


ギャラリー・ラファイエット(Galeries Lafayette)やプランタン(Le Printemps)のショーウィンドウは例年華やかなクリスマスの飾り付けがされ、多くの人が見物に訪れるようですが、このタイミングではほぼ無人。音楽もかかっているのですが人がほとんどいないため、どこか物寂しい感じがします。

お次はパリ11区役所。前の広場にはクリスマスツリーが飾られ、建物は青い光で照らされていましたが、やはりこちらも人はほとんどいません。やや不気味な感じすら出ています。

12月に入ると、ロックダウンの要件は緩和。暗くなり始める時間も早く、比較的早い時間からイルミネーションを楽しめるので、認められている範囲内で散歩にでかけました。

マドレーヌからはコンコルド広場を経由し、シャンゼリゼ通りのほうに進んでみました。

シャンゼリゼ通りのイルミネーションは遠目からみるときれいなのですが、近くで見ると少し物足りない印象。装飾がなされている街路樹は2本に1本しかないほか、木の枝1本1本まで丁寧にイルミネーションがついているわけではないためでしょうか。
暗くなってくるとよりその輝きを増します。

一部のお店に限定されますが、独自のイルミネーションを行っているお店もありました。お店の個性が出ていて見ごたえがあります。


ロックダウン解除後にも似たようなコースで散歩。コンコルド広場の記念碑は青く飾り付けられ、奥に見えるAssemblée nationaleも映えています。

この構図、実は右奥にエッフェル塔が見える立ち位置。上の写真は少しズームをしていますが、もう少し引きで撮るとこんな感じ。エッフェル塔はクリスマスシーズンに限らずライトアップしていますが、クリスマスのイルミネーションの中にあっても存在感があります。

そこから後ろに進むと、そこにはマドレーヌ寺院。マドレーヌ寺院自体はライトアップされていませんが、そこに至る道は非常に綺麗です。

別の日には、デパートの集まるオスマン通りに再度行きました。ロックダウン中とは異なり、多くの人で賑わっています。特にショーウィンドウの前には非常に多くの人が集まっていました。


そして、夜間の外出禁止令の唯一の例外となったクリスマス・イブの夜。フランス人は原則家族と家で過ごすため、あまり混んでいないのではないかと予想しましたが、カメラを持ってシャンゼリゼ通りに出かけてきました。
途中、サント・オノレ通りに寄り道。Baccarat(バカラ)など高級なブランドが集まっているこちらの通りもイルミネーションは非常に綺麗です。

そのご、シャンゼリゼ通りに向かいますが、その手前でモンテーニュ通りに寄り道。こちらもCHANELやLOEWEなど高級なブランドが集まっており、そのおかげか(?)イルミネーションが非常に綺麗です。


いよいよシャンゼリゼ通りに戻ってきました。上でも写真を撮っていますが、カメラを持ち込んだのでもう一度挑戦しました。三脚も持っていったので色々撮ってみたのですが、帰ってからゆっくり確認したらぶれている画像が多かったので、個々では2枚だけ載せることにします。


以上。パリ市内のイルミネーションの写真を載せてみました。