ロックダウンってどんな感じ?~外出制限で認められる外出(フランス)~【COVID-19】
フランスでは連日500人前後の人がなくなっており、都市封鎖が2週間以上続いているにも関わらず一向に事態が落ち着く気配はありません。暫定的な外出制限の期限は4月15日ですが、再度延長されると思います。この調子で行くとイースター休暇の1週間も部屋にこもったままになりそうです。
スーパーまでの道のり
さて、今日は久しぶりにスーパーに食料品を調達しに行ってみたので、近所のスーパーの様子などを紹介してみようと思います。スーパーに近づく頃には同じようにスーパーに向かう人々がいましたが、土曜日にも関わらず家の近所は静まり返っていました。

スーパーは駅の反対側にあるので駅構内を通り抜けるのですが、駅にもほとんど人はいませんでした。大幅に減便されており、普段なら10分に1本は電車があるのですが、今日は30分に1本のようです。たまたま駅構内を通り抜ける直前に電車が来ましたが、数えられる程度の人しか降りてきませんでした。普段なら5時台から0時台まで動いていると思うのですが、運行時間帯も限定されており、おおよそ6時から22時の間しか運行していないようです。また、パリ市内では、一部の地下鉄駅が閉鎖されているようです。


スーパーに着いてから
スーパーの近くにはパン屋、薬局などのお店が集まっているのですが、それらのお店は開いているので近所の人が買い物に来ていました。しかし、店内の人口密度を下げるために入場制限が行われており、店の外には1m以上間隔をあけて列ができていました。また、今まではフランスでマスクをしている人は殆ど見たことがなかったのですが、今はフランス人も普通にマスクをしています。たまたまマスクを日本から持ってきていたのが残っていたので、もちろん僕もマスクをしてスーパーに行きました。

10分くらい待ったところで店内に入ることができました。店内はそれなりに空いているのですが、外ではこのように間隔をあけて並んでいるにも関わらず店内で人が密集しているような空間も時々生まれていました。
イギリスやアメリカでは品不足になっているという報道があったように思えたのですが、僕の行っているスーパーはそこまで品不足という印象はありません。とはいえ、卵が買えなかったりなど、ものによっては品切れになっているものもいくつかありました。


入店を制限していることもあり、レジはガラガラ。有人レジと無人レジがあるのですが、今回は無人レジに行きました。ちょうど入店する時、店員の方が無人レジの端末を布で拭いていました。おそらくカートや端末など多くの人が触れる部分は定期的に消毒をしているようです。


スーパーでの買い物を済ませた後、隣のパン屋さんに行きました。イメージ通り、フランスのパン屋さんはどこに行ってもたいてい美味しく、しかも安いです。いつも行っているこちらのパン屋は、クロワッサンが0.90ユーロ、パン・オ・ショコラが1ユーロ、バゲットが0.95ユーロなどと比較的安く、しかもクロワッサンやパン・オ・ショコラなどを4つ買うと1つ無料、バゲットを3つ買うと1つ無料、といった特典があります。しかし、こちらの特典は外出制限が出て以降はありません。政府が中小企業に対して行う特別な融資にすでに応募が殺到しているとのことだったので、このような小規模店は経営が非常に大変なところが多いのではないかと思います。

いつまで続くのか
スーパーに行くにも外出理由の証明証を携帯しなければならず、スーパーに入るのに並ばなくてはならず、レジのところには感染拡大防止のための措置が取られ、といった現状は3週間前くらいまでは全く想像していませんでした。しかし、3月17日から外出制限が始まり、急激にこのように生活が変わりました。それにも関わらず、感染は広がっていく一方で未だ収まる気配はありません。
一刻も早くこの自体が収まるように願っています…。